調停で提示された不動産評価額を、粘り強い交渉によって増額させることができた事例
- 2022.07.04
依頼者属性
年代:60代
被相続人との関係:お子さん
相手方:兄
財産:不動産、預貯金、株
エリア:都内
争点
遺産分割(不動産の評価額)
相談に至った経緯
ご依頼者は兄と不動産の評価額を巡って争っており、既に家庭裁判所に遺産分割調停が係属中でした。
裁判所における不動産鑑定が行われましたが、想定外に鑑定評価額が低くご納得がいかず、調停の途中でご相談をいただきました。
弁護士が対応したこと
当職は、調停の途中からご依頼者の代理人として調停に臨むことになりました。
不動産の評価額について、裁判所の鑑定に対する意見書とこちら側で独自に依頼した不動産鑑定士による鑑定書を提出しました。
それでも不動産の評価額を高めることは容易ではなく交渉は難航し、何度か意見書や主張の書面を提出しました。
相手方や裁判所側からも意見や主張が述べられましたが、あきらめずご依頼者の利益のために粘り強く交渉を続けました。
結果
粘り強く交渉を重ねた結果、当初より高い不動産の評価額を基準として遺産分割を進めることができました。
弁護士からのコメント
都内にある不動産だからこそ、不動産の評価額に争いがある場合は、粘り強く交渉を続けることが重要です。
このような場合に、不動産鑑定士さんへ依頼するかどうか、依頼するとしてどの不動産鑑定士さんへ依頼するかも重要です。
当事務所では、粘り強く交渉し、また、適切に不動産の価値を評価することができる鑑定士さんをご紹介することができますので、不動産の評価額について争いがある場合は当事務所へご相談されることをお勧めします。